【実録】中国で高速鉄道利用!

今月下旬、またまた中国に行ってきます。
そんなわけで、ついさきほど
上海から郊外へ移動するための高速鉄道の切符を手配しました!

高鉄、中国の新幹線みたいなものだけど、日本の新幹線とはちょっとちがう。
中国の高速鉄道ってどんな感じなの?って興味ある方、参考にしてくださいね。

なお、ここに書いていることは、上海~南京間を何度か往復して経験した
ここ2年間の、コロナ以降の私の実体験を書いています。
ひょっとしたら中国でも地域が違うと、列車の仕組みは違うかもしれないので、あらかじめ
お断りしておきます。

中国の高速鉄道、その名も高鉄(読み:ガオティエ)。

日本で言うところの、新幹線に当たるのだと思うけど、
日本の新幹線とは、ちょっと(かなり??)違う。

まず、事前にチケット予約をする必要がある。
日本の新幹線みたいに、駅に行って、来た新幹線に飛び乗る、なんてことは不可能。
行き当たりばったりで、行けばなんとかなる、
なんてことは、高鉄に関して言えば、まずない。

とどさん

中国で高速鉄道に乗りたければ、
ちゃんと事前に切符を手配しなくちゃならんのだ!!!!!!!!

高鉄の駅に入るには、飛行機に乗るみたいに
荷物検査とボディーチェックがある。
日本人ならパスポート提示も求められる。

仕組みとしては、新幹線よりも飛行機に近い気がする。
もちろん飛行機と一緒で、チケットを持っていない人は駅の構内に入れない。

上海みたいに大きな駅だと、駅に入るための手続に数十分かかる。
さらに、駅構内に入ってからも、目的の電車に乗るために、搭乗手続きってのがあって
再度パスポート提示を求められる。

ほんとにこの辺りは、飛行機に準ずる。
なので、駅にぱっといって、ぱっと来た高速鉄道に飛び乗る
なんてことは不可能だ。

切符購入について

日本でいうところの『自由席』っていうものが無い。
そもそも、日本の新幹線でいうところの『自由席車両』ってのが無い。

その代わりに『座席指定なし切符』ってのがある。

指定席車両(っていうか、中国の高鉄は車両すべてが指定席なのだが)の空いた席に
本来の客が居ない間だけ座れるっていう切符。

なお、座席は指定されていないが、乗る列車は指定されている。
『〇月〇日〇時〇分発列車の、座席指定なし切符』って形で発行される。

ちなみに『座席指定なし切符』だから安い、というわけじゃない。
値段は指定席切符と一緒。

なんかすご~く損した気分だ。
この『座席指定なし切符』でさえも、販売数が限定されている。

大とどさん

日本の新幹線みたいに、
『自由席でよかったらいつでも買える』
『指定席とった列車に乗り遅れたら、すぐ後の自由席に乗れる』
ってわけじゃないんです。

高鉄に乗るためには、事前に身分証明書の登録が必要。
日本人だったらパスポートを登録する。

高鉄の切符は、15日前から予約開始。

夜遅くとか、超朝早すぎるとか、変な時間帯の切符は当日でもあるけど
ちょうどよい時間帯は、発売と同時に完売。

私の場合、いつも上海⇒郊外への高鉄は、2~3日前の予約でも、大抵は問題なく買える。
関空を9時か10時ごろ出て、上海浦東空港に13時頃到着

たいていは高鉄の上海駅を16時頃発のにのる。

問題は、帰りの高鉄きっぷ。
朝9時台の近郊⇒上海のチケットは、たいてい発売と同時に完売。
仕方ないので、私はいつも始発か始発の次の鉄道に乗るハメになる。
なので、無駄に上海浦東空港で時間をつぶすこととなる。

高速のチケットは、「Trip.com」か「鉄路12306」で買える

鉄路12306は中国鉄道の公式サイトで、PC版とスマホアプリがある。
中国語と英語に対応している。(残念ながら日本語は無い。)
英語版サイトは、中国語版サイトと比べると、簡易になっている。

鉄路12306を使おうと思うと、下準備に労力がいる。
英語か中国語で悪戦苦闘しても良い、と思う人だけチャレンジして欲しい。

私としては、よほど何度も高鉄に乗るんじゃなければ、
「Trip.com」で購入をお勧めする。

フツーにPCでも買えるし、スマホにアプリインストールもできる。

100%日本語対応。
Trip.comでも、パスポート情報と支払い情報(クレカとか)は登録しないといけないけど

全部日本語だし、日本人が入力することを想定したサイトになっているから
スイスイらくらくだ。

私も今年の春ごろまでは、ず~っとTrip.comを使っていた。

春から鉄路12306 を使おうと思ったきっかけは、
鉄路12306 で購入した方が安い、と知ったからだ。

チケット代金そのものは、
鉄路12306 でとってもTrip.com でとっても同じなのだが

Trip.com で中国の鉄道チケットを取るには、
チケット代金のほかに別途、手数料がかかるのだ。

キャンセルするときも、キャンセル料(=鉄道会社が徴収)のほか
Trip.com にも『キャンセル手配のための手数料』がかかる。

まあ、サービスを提供してるんだから、
Trip.com としては当然の権利といえばそうなのだが

私、せっかく中国語を習っているし、中国のアプリも使えるし
中国の決済手段もすでに持っているので

あえて日本のサイトに手数料払わなくてもイイかなって思えてきた。

それに、以前は、Trip.comのヘビーユーザーは、
高鉄キャンセル料の免除が年に数回あり、とても使いやすかったのだが

今は、免除があるにはあるが、利用条件が厳しくなり
実際には、私はキャンセル料が免除になったことがない。

切符をとるのに手数料取られて、さらにキャンセルで手数料を取られて
(飛行機はしばしば遅れるから、高鉄の時刻も変更せざるを得ない)

う~ん、どうなんだろう
って思ってた時に、鉄路12306。

ハッキリって、設定はメンドクサイ。
私はすでにAlipayのアプリをインストールして、中国で普段使いしているから、問題なかったが

もしAlipayとか中国の決済手段をもってなかったら、Alipayの設定から始めないと
いけないから

ホント~にメンドクサイです。

Trip.com の手数料は数百円。
そんなにしばしば高鉄チケット購入しないんだったら
Trip.comで買った方が絶対おトクです。お値段以上の価値あります。


鉄路12306 アプリをインストールしてびっくりしたこと

大とどさん

なんと、過去の全ての、高鉄の利用履歴が見られる!

小とどさん

鉄路12306 で取ったチケットだけじゃなく、
全部のデータが見えちゃうのよ~



私が以前、旅行会社の人に手配してもらったチケットも、
自力でTrip.comで取ったチケットも

すべて鉄路12306に載っていた。

まあ、購入時にパスポート情報登録するから、名寄せできるのでしょうが
なんか、あんまり良い気はしなかった。

さすが中国、監視社会だって実感したよ。。。

日本じゃ、私がいつどこで新幹線に乗ったなんて
JRはデータ管理してないもんね。


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